え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎
そんな衝動的な気持ちでの告白は残念ながら聞こえなかった。

一回言うだけでも恥ずかしかった。
二回目なんて無理だった。

欲しいCDなんて本当はなかったけど、私はタワレコに逃げ込んだ。


…明日、告白しよう。



そのとき、そう思った。



今日は朝からなんだか落ち着かなくて、授業も頭に入らなくて、気づいたら日直の仕事も忘れていた。


こればかりはサボると後で先生にグチグチ言われて面倒だから、先に裕にカラオケボックスに行っといてもらうことにした。




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