え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎
僕はイヤホンをつけて、今日もアスファルトを歩く。

昨日と違うのは時間が早いこと。
それと、もうひとつ。

僕は近所の公園が見えた所でイヤホンをとって、リュックに押し込んだ。

大きな樹の下に人影が見えた。



「裕くんっ!」


彼女は意外にもブンブンと、大きく手を振った。

サラサラと髪がなびく。


「おはよ!」

「…おはよ。」


彼女と一緒に登校すること。
昨日出来たばかりの彼女。







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