え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎
僕はそこで、数秒、フリーズした。



デート、って響きひとつで舞い上がる僕はきっと単純で。


それと同時に女子に対して免疫ないのが嫌になる。



アンマリデートッポクナイカナ



彼女のこの言葉にはきっと悪意はないっていうのも分かっている。


でも、もし、兄貴が相手なら午前放課の今日なんかは車で遠出したかもしれない。


そう、考えてる自分も嫌になる。




『了解』
『11:30にタワレコの入り口で待ってる』


僕はそれだけ打って、スマホの電源を落として教室に向かったーーー。








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