pureLove 永遠の愛
「有り難うございました。
ステキなクリスマスを…。」


ホール担当の五十嵐さんが
お客様を見送っていた。


バイトが終わるまであと30分…。


ボーッとしていた自分に
気合いを入れる。


お皿を下げていると五十嵐
さんに声を掛けられた。


「心ちゃんごめん!!
さっきのお客様が手袋を
忘れられたみたいなんだ!!
まだ遠くには行ってないと
思うから…。
追い掛けて届けてくれない!?」


「はい!!わかりました!!」


急いで店を出た…。


辺りを見回しても居ない。


確か白のロングコートの女性と
男性は黒のコート。


店から少し走って駅まで出た。


居た!!


まさに今タクシーに乗ろうと
している所だった。


間に合って良かった…。
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