pureLove 永遠の愛
愛し合った後もお互いに
何も言わず抱きしめ合う。


心の髪を撫でながら
オデコにキスをする。


「で?…さっきなんで泣いてた?」


「泣いてないもん…。」


「嘘つくな…。なぁ?どうした?」


「………。」


隼人の囁くような優しい声
に気持ちが揺れる。


「ちゃんと言ってくれなきゃ
わかんねぇだろ…。」


私が背中を押して
あげなきゃいけないんだ。


「隼人…イタリア行っていいよ。
私.ずっと待ってるから…。」


「はっ?……何.言ってんだ。
意味わかんねぇ…。」


‐ガバッ‐


「隼人こそ気持ち.ちゃんと
伝えてくんなきゃ…。
私…わかんないじゃん!!
イタリア行きたいんでしょ!?」


「俺は行かない…。お前と離れる
なんて考えられねぇんだよ…。」


「おかしいよ!!私なんかの為に
小さい頃からの夢そんなに簡単
に諦められるの!?」


「俺にとってお前はそれだけ
価値のある女なんだよ!!
お前は俺と離れても平気なのか!?
それに夢も諦めた訳じゃない!!
日本に居ても親父みたいになって
みせるよ!!」
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