pureLove 永遠の愛
「隼人ギユッてして…。」


心が俺に抱き着いてきた。


俺は思い切り抱きしめてやる。


心が泣いているのがわかった。


「隼人…。」


「ん…どうした?」


肩越しに聞こえる
心の声が震えていた。


「別れよう…。」


思いも寄らぬ言葉に
俺は耳を疑った。


自分の身体から心を
離して顔を見る。


「お前…何…言ってんだよ。」


「私.やっぱり無理だ…。
だって私まだ17だし…。
これから色々な出会いが
あるかもしれないでしょ?
隼人だけって無理だと思うの…。
それだったら隼人が行く前に
別れた方がいいかなって。
だから別れて…お願い…。」


「……冗談だろ?…冗談
だって言ってくれよ…。」
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