pureLove 永遠の愛
「冗談なんかじゃない…。」


「お前…マジで言ってんのかよ。
なんで急にそんな事…。
待ってるって言ってくれた
のは嘘だったのかよ!?」


心はずっと下を
向いたままだった。


「ごめん…。でも隼人はちゃんと
自分の夢叶えてね…。
これでイタリアに行かなかったら
私のせいだと思われても嫌だし…
だから…だから頑張ってきてね。」


そう言った心の目から
たくさんの涙が溢れていた。


「嘘だろ…なんでだよ…。
じゃあ…なんでお前が泣い
てんだよ!!
嘘だって言ってくれよ!!」


「本当にごめん…ね。
もう連絡して来ないで。」


そう言って部屋から出て行く心を
俺は止める事が出来なかった。


夢か現実かもわからず
俺は呆然としていた。
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