pureLove 永遠の愛
気付くと部屋は真っ暗で
外には外灯がともっていた。


自分で気付かないうちに
目から涙が落ちていた。


R…R…♪


心…!?


期待して慌てて
ディスプレイを見る


旬からだ…。


ずっと鳴り響いている着信音…。


鳴り止むと同時に手が
勝手にメールを作成する。


-本当にもう無理なのか?-


諦め切れず心に送信する。


静まり返った部屋で
返事を待つ。


ずいぶんと時間が経った。


返事さぇくれねぇのかよ…。


P…P…♪


-Re-

-ごめん。-


その一行で俺達は終わった。


何も考えられなくて
気付けば街に出ていた。


-ドンッ-


「おい!!テメェどこ見て
歩いてんだ!!」


2人組の男が俺に何か言ってる。


「はあっ?なんだよ…。」


「テメェふざけてんじゃ
ねぇぞ!!」


ウゼェ…お前らウゼェよ。


ボコッ!!ボコッ…!!


「ウッ…ッ!!ゥ…ッ…」


2人の男が俺の足元に
倒れていた。


自分の中で何かが壊れた。


「なんでなんだよ!!!
ウワァ…ッッ…ッッ!!!」


俺の叫び声が街中に響いた。
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