pureLove 永遠の愛
家に近付いてきた…。


「ごめんね…。私1人で
ベラベラ話しちやって。
でもなぜか沢村君に
聞いてもらいたかったの。
迷惑だったよね…?
本当にごめんね…。
私…沢村君に謝って
ばっかだね…。(笑)」


「…ちょっといいか?」


沢村君がおばぁちゃん家
の前の公園を指差す。


この公園は私が小さい時
おばぁちゃん家に来た時には
必ず遊んでた大きな公園。
今はマロンの散歩コースだ…。


ベンチに座ると初めて
沢村君と会った時の事を
思い出した。


あの時は沢村君は話して
くれなくて…。
私は嫌われてると思ってた。


でも最近は少しだけど
沢村君の事がわかって
きた気がする。


不器用なんだよね?


本当は優しいって事も
知ってるよ。


それに最近は沢村と一緒に
居て何も話さなくても反対に
それが心地良かったりするんだ。
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