pureLove 永遠の愛
俺は走った。


体が勝手に動いていたんだ。


あのバカ…なんでノコノコ俺以外
の男に付いて行ってんだよ!!


-キィーツ ガッタン-


「心っ!! お前何やってんだよ!!」


「沢村君!!」


私は思わず沢村君に抱き着く。


沢村君はギュツって
抱きしめてくれる。


沢村君の胸に顔を埋めてい
るといつも付けてる香水の
匂いがした。


なんでだろう…?


沢村君だと安心するんだ。


私の頭上から沢村君の
声が聞こえる


「三上…お前 俺の女になんか用?
お前の返事次第で俺.お前の事
許さねぇんだけど…。」


「いや…お.お前らが付き合ってる
って知らなかったんだ!!
もう…綾瀬の事は諦めるから!!」


「二度と俺の女に
手ぇ出すんじゃねぇぞ…。」


「わ.わかったよ!!じゃあな!!」


三上君が慌てて
屋上から出て行った。
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