天使な君は儚すぎる夢を僕にくれた
「あの時、あなたはとても悲しそうな目をしていたけど、今は輝いてる」


お腹を撫でながら、初音は嬉しそうに僕に言った。


「そうだね、今は初音がそばにいてくれるから」


初音は妊娠三ヶ月。籍を入れてからすぐ判明した。


僕より、睦月の方が喜んでいるのは気のせいかな。
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