天使な君は儚すぎる夢を僕にくれた
「私は女の子がいいな」


初音は、僕にそう言った。


「女の子だったら名前は決めてるんだ」


僕はそう言った。


「どんな名前にするの?」


不思議そうに小首をかしげ、初音はいとおしそうにお腹を撫でた。


僕も、初音のお腹を撫でた。


「しえる」
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