私のバレンタインデー
「あっそー。じゃーな。」

それから、私に話しかけては来てくれなかった

放課後門の前で可愛らしい女の子が立っていた
「あっ!静香〜!」

そう言った彼女は私の大親友。

名前は梨華子。
この学園のナンバーワンの美少女だ。

「どお?司くんに渡せた?」

「それがね、無理だったのー…」
半泣きしながら梨華子に言った。

「えぇー!?
あんなに頑張ってチョコ作ったのに!?
今からでも渡してきなよ!まだ間に合うよ?」

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