私のバレンタインデー
一瞬何が起きたか分からなかった

しかし、目の前の彼はニヤニヤしながら
「その手に持ってるのなーに?」

誰に渡すのかわかってるかのように聞いてきた


「ふふっ、もちろん

        つかさ


あなたにだよ」



その瞬間、司は机から立ち上がって私の目の前に来て抱きしめてきた

「ったく。いうのおせーんだよ
俺は前からお前の事が大好きだったってゆーのに」


「は…?なんかのじょーだん?」
上目遣いで聞いた


「…っ!その目は反則だっつーの。
静香、目閉じろ」

何をされるか大体わかっていた
だから私は、
「うん」
素直に言うことを聞いた

「これからはお前の事全力で守ってやる」

そう言って
夕日をバックに









キスをした







end



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