依頼屋



「これ…!」


開けてみるとそこにはネックレスが入っていた


細くて華奢なネックレスだった



「つけてあげよう」


そう言ってつけると幼い少女にはまだ少し大きかった


けれど、少女はこれをとても気に入った


「ありがとう!大好きお父様」


少女はただ純粋に喜んだ








…これが父親からの最後のプレゼントになるとは知らずに


< 110 / 205 >

この作品をシェア

pagetop