依頼屋
「…えっ……」
「もう寝よう」
俺は布団とリゼリアを抱えてベッドに行った
「おやすみ、リゼリア」
チュッと桃色の頬にキスを落とす
「…ぁ…待って…あの…一緒に…」
…反則だ
彼女は涙目で顔を真っ赤に染めて恥ずかしそうに言う
一緒に寝てと言うことはそういうことなのだがきっと彼女はそれに気がついていないだろう
俺は彼女の隣にそっと入った
彼女は温かかった
抱きしめると彼女の匂いがいっぱいに広がった
花のような彼女の香り
一日中歩き続けて緊張していた身体がほぐれるようだった
「おやすみ、リゼリア」
おでこにキスをして目を閉じた