依頼屋


「リゼリア…悪いな」


「ううん…それより、アボット国はリク王のファミリーだった気がする」


「ああ、リゼリアが取ってきた紙にも書いてある。王の名はクレイヴ・アボット

あの国は鎖国で有名だ

そして、唯一の貿易国がサーリア国とも貿易しているカハナ国、アヘン窟のある国だ」


「でも、アボット国は1年前までは完全に鎖国してたはず…」


「だとしたら、ファミリーに入ったのは最近という事になるな…
そうなれば、この紙もまだ新しいということだ…

まぁ、それも含めてあのお姫様に気いてみるとするか」


「…リュカ、お願いできる?私、ちょっと気になる事があったの」


「分かった。無理はするなよ」


「うん…じゃあね」

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