依頼屋


「あの…ありがとうございました」


私は女の人に頭を下げる


「いいのよいいのよ!悪いのはリュウなんだから!それより、あたしはクレア。この船内には女性が少ないから、困ったら何でも聞いてね。」


「はい、ありがとうございます」


「あ!貴方料理はできる?できるんだったら少し手伝ってほしいの!」


「料理…ですか…」


料理なんて何年やってないだろうか


自信ははっきり言って皆無だ


「あの、私、料理は…「あー!良かった!じゃあ一緒にお昼を作りましょ?
一人じゃ寂しいし…大変なのよね~


ほら!それに、女の子二人でお料理なんて、憧れない?ここは男ばっかりだから、あたしそういうの夢なの!

だから…ね?」


…断るに断れなくなってしまった


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