依頼屋
「このスープ美味しい!!野菜もたっぷりだし、文句の言いようがないわ!」
良かった…目分量でてきとーにやったが奇跡的に美味しくできた
「さあ、お昼もできたし、皆を呼びましょ?じゃあ、リゼリアは船の外の人をお願いできる?」
「はい」
私は船の外へと歩きだした
「リュカ…ご飯が…」
呼びに行くと、彼はリナルと楽しそうに会話していた
…なにこれ…私…
心臓が締めつけられる
そのまま声をかけられず立っていると
「あら?リゼリアさん…?」
「あ…えっと…あの…食事が出来たので呼びに…」
「わざわざありがとうございます。生きましょう?」
リナルは彼と目を合わせ、彼は手を取って歩き出した
…ああ、また…
胸の痛みが増し、すれ違う時も彼の顔をまともに見ることかできなかった