依頼屋


「ーっ!!!!!」


カラン、と持っていた短剣が落ちる



「…あっはははははっ!!


面白い…!面白いよ…!

その様子じゃまだあの一緒にいる男にも言ってないんだ?

いやぁー…ほんとに面白い…」



バタンとドアが開き、皆が入ってきた




「お前は…!」


リュウがジェイドに飛びかかる


しかし、ジェイドはまるで赤子の手を捻るように、腹部に蹴りを入れた


「…うっ…」


「リュウ!!」


「ああ…君は確か、カルロ海賊団の副船長の…

君の噂はよく聞くよ


五年前に戦争で両親を無くしたんだって?

敵国に侵略された上、皆殺しにする爆弾まで敵国に投下されたらしいじゃないか…

気の毒だねぇ…クククッ」


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