依頼屋
ジェイドは私の顎を持ち上げ、目を合わせる
「俺達と一緒に来ないか?」
「離して」
ぱしっとジェイドの手を払う
「どうして?
あの男はいずれ君を裏切る…」
「それでもいい。私に話しかけないで」
そう、それでもいい
もういいのだ
彼に裏切られたって
それでも私は彼が好きだから
私が彼の荷物にならなければいいのだ
ただ私は彼の道具としての使命を全うすればいい…
「くくくっ…へぇ…、やっぱり面白い
でも一つ言っとく
お前は絶対俺達の仲間になる…
絶対にな…」