依頼屋
「カルロさん、リュカにリナルを頼みました。ジェイドの見張りを代わって下さい」
「ああ、リゼリアじゃないか
いいよ、君も少し休んだ方がいい」
「…この男と、少し話をさせては頂けませんか?」
「…分かった」
カルロが去った所で私は口を開く
「どうして、彼にあんな事を言ったの?」
「別に?ただ面白そうだったからかなー?どうだった?あの日の“被害者”の話しは?」
「…貴方は何者?どうして私をそこまで知ってるの?」
「んー?それは秘密だよ
ただ、俺は君の過去の全てを知ってる」
「そう…でも私は仲間にならないわ」
「いや、君は必ず仲間になるよ
さて、そろそろ俺は帰るよ
じゃあね…また迎えに来るよ…」
彼はそう言い残すと自分の船へと帰っていった
…一体なんなんだろうか
何故私にそんなに執着するのか
…また迎えに来る…か…