依頼屋


そうだ、リュカと早く代わらないと…


この上着も早く返さないと彼が身体を壊してしまう


外に出るとカルロが待っていた



「さっきジェイドが帰ってったけど、リゼリアどんな脅ししたの?」


クスクスと笑いながら言った


「…脅してません」


「だって、俺が言っても絶対帰んなかったのに…いやあ、女って怖いねえ」


「…変な妄想しないで下さい


でも、きっと彼の狙いは私です
この船の皆さんにはご迷惑をかけて…

ごめんなさい」


「いーよいーよ!頭上げて!

こっちは護衛も見張りも全部やって貰ってるから、迷惑よりもむしろ助かってるよ」


「でも…」


「あーあー!!もう直ぐ目的地だ

リゼリアやリュカ達とお別れになるのは悲しいけど、

リナが家族と再開するのを見るのは楽しみだな

今日の昼頃王宮に連絡を入れたら今さっき返事が返ってきてね

娘に会えるのが楽しみだって」

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