依頼屋


「でもっ…!」


ああ…これ以上の間延びは良くない

またいつ砲撃用意してくるか…




ちょっと強引だけど…


「きゃっ!!」


「捕まってて」


私はリナルを抱き上げ、船から飛び降りた



そして、ストンと着地しそのまま王の前まで歩く



「リ…リゼリアさんっ!!!」


「姫をお返しします

お騒がせして申し訳ありませんでした

ですがどうか、船はお見逃し下さい


勿論タダでとは言いません

こちらをどうぞ」


「なんだこれは」


「新種の例の物にございます

今日はお香にして参りました

一度嗅げば今まで味わったことのない快楽へと導かれるでしょう」


そう言ってお香を差し出した

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