依頼屋


「リュカのことが好きなの!」


彼は目を見開いた





「…ーあっ!!

いや…あの変な意味じゃなくて…!

えっと…!別に部屋分けたい程嫌いじゃないって意味で…!!

パートナーとして好きっていうか…その…なんていうか…」


どうしようどうしようどうしよう

流れで言ってしまったけど、端から見れば完全に告白だ

それに、我ながら苦しい嘘を…




「ははっ!慌てすぎ!

分かった分かった」


ぽんぽんと頭に手を置きながら彼は笑った


「じゃあ、飲み物とってくる」


私はコクリと頷いた


まだ、彼が触れた所に熱がこもっている


一体いつになったらこの思いを断ち切る事が出来るのだろうか


私は彼の背中を見ながら考えた

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