依頼屋


しばらくしてあの男から連絡がきた



いつもの酒場で今日の昼に待ち合わせになったらしい



こんな仕事を引き受けるなんてどんな奴だろう



きっと金に目がくらんだクズに違いない







俺は酒場の中へ足を進める




相手はまだ来ていないようで誰もいないカウンターの席に腰掛ける





その時、不意にドアの開く音がした


< 40 / 205 >

この作品をシェア

pagetop