依頼屋



「そう…だよね…」




彼女は泣きそうになりながら答えた




「ああ、そうだ。



それでも“依頼屋”の俺と組むか?」




追い討ちをかける



今回こんな冷たい態度をとったのは



紛れもなく彼女を守るためだ






こんな態度をとられてショックで手を引いてくれればそれで良い


もしそれで俺にのってついて来ても


暗殺の前に彼女をどこかに置いていけば良い


それに今回の仕事はたくさんの情報がいる


彼女は依頼屋の中でもそこそこ有名で


情報集めには協力して貰いたいからだ




利用するのには変わりないので嘘は言っていない




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