依頼屋
「おい、行く人数と装備はこれだけか」
彼も同じ事を思ったのか、アランに尋ねる
「そうだ、お父様が決めたんだ
口出しするな
それにこの俺様直々にお前達用の馬を用意してやった
ありがたいと思え」
確かに馬が余分に二頭ある
それはかなりしっかりとした馬で
一応は歓迎してくれていることが分かった
「分かった、だが
もし、本当に守ってほしければお前は
俺かリゼリアの馬に乗れ」
「何故だ」
「もし俺達を騙そうとして不備のある馬を用意されてたら困るからな」
「ふん、こんなに良い馬を用意したのにまだ信用していないのか
いいだろう、乗ってやる
その代わり、必ず俺を守れ」