依頼屋
一瞬、団長さんの顔が赤くなった
まただ
私はどうやら営業スマイルが下手らしい
だから嫌だったのだ
そう、先ほどから言っていた“あれ”とは
営業スマイルの事だ
帰りたい…
少し不安になっていると茶色髪の少女が駆けつけてきた
「うわぁ!!凄い美男美女!!
ねぇ、リゼリアさん?歳はいくつ!?」
「ええっと…17です」
「じゃあ同い年だ!私はアリアって言うの!
さあ、早速手伝って!リゼリア!」
人と絡むことに慣れていない私は、
いきなり呼び捨てにされ、
いきなり腕を掴まれ連れて行かれたせいで
頭がパニック寸前だ