依頼屋


「ところで、レイラン様?


先程、言っていた事は本当なのでしょう?」


私がレイランのお酒を作りながら言うと



レイランは立ち上がり、


引き出しの中から小さな粉末の入った袋を持ってきた


「これを吸えば君の願いが叶う」


「…素敵、これはどこで手に入れていらっしゃるの?」


「カハナという国さ


ここからは一番近いアヘン窟がある」


「確かカハナはリク王様の土地ではなくて?」


「ああ、そうだ


私はリク王が作るグループのようなものに入っていてね


それに入ればリク王様のアヘン窟は自由に使う事ができる」

 
「…素敵だわ、私もそのグループに入れないかしら?」


「君も入れるとも


私が招待しよう


この紹介状に名前を書いてリク王様の従者に渡せばいい」


「従者はどこにいらっしゃるの?」


「アヘン窟のあるところにに行けば会えるだろう」



彼はお酒をぐぃっと飲み干した



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