それでもお前と出逢えて本当によかった。
その声で南条は俺に手をふりながら集まってる方へと小走りに走っていった。

俺は耀のところへ歩き出す。

「よーうどうする?」

「そりゃ、みてくだろ。」

何も考えずにすぐ答えた耀。

「よっぽど西川が見たいんだ。」

すると耀は真っ赤にしながら目を泳がせ

「はっ、ちげーし」

なんて嘘バレバレなことを言った。

分かりやすい奴だな…。

俺ははいはい、なんて言いながら耀と一緒に見学することにした。
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