それでもお前と出逢えて本当によかった。
あ、もちろん触れようと思ったことはあったけどむりだった。

「実はね…恵、耀のこと好きなんだって」

え。まじすか。

「実はね…耀、西川のこと好きなんだって」

俺は南条の声真似をしながら言う。

それに南条はぎょっとし真似すんなー、と怒りながらも驚いてる。

「カップル成立まであとどのくらいかな~」

南条は嬉そうに校舎へ歩き出す。

俺はそんな南条の隣に並びどうだろうね、と言い返し俺達は校舎の中へ歩く。
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