それでもお前と出逢えて本当によかった。
持久走~彼女の不思議~
あれから数日がたち徒競走のタイムを測るのも飽きてきた頃。
「持久走やるぞ」
と急に徒競走から持久走に時間割が変わった。
もちろん俺はいいぜ、って感じ。
俺ら四人は着替えたあと、教室前の廊下に待ち合わせをし先生のいるところまでやってきた。
だけど、廊下まで一緒にいた南条がいない。
西川もしらない、なんて言うし。
おいてきちゃったか?
「南条どこだ?」
耀も探してるようだ。
でもトイレかな?、と西川が言ったところでそだな、と耀とうなずくと南条の話題は消えた。