ねぇ、どうして君は【Second】
羽瀬って…まさか…?
い、いやそんなことないよね。
羽瀬ってちょっと珍しい名字かもだけど、この世にはたくさんいる。
た、ただの偶然…。
「この方、俺と同い年ですよね?話も合うかもしれないですよ」
「お〜。よく知ってるねぇ。よし、そういうことなら羽瀬君に任せよう」
「はい」
な、な、…。
なんで私の歳知ってるのよ!
てことはやっぱりこの人…。
「主任の、羽瀬真那斗です。どうぞよろしく」
私の、好きだった人。