無関心少女と総長
芸能界辞めます!!
「社長!ちょっとお話が!」
あたしの名前は茅瀬仁凪-チセニイナ-15歳。
(芸名だけどね♪)
"にぃにゃん"の名で親しまれてる
超有名アイドルなの!
「にぃにゃぁ〜んっっ♡
お話ってなににゃ〜んっ??」
そしてこのキモいのが社長だ。
「社長。あたし芸能界辞めます。」
突然のあたしの言葉に社長が固まった。
「にっににににぃにゃん!どうして!
あんなに楽しんでたのに!世界NO.1アイドルにまでなったのに…なんで…」
社長は動揺を隠しきれていない。
と言うか隠そうともしていない。
「ずっと言おうと思ってたんです。
子役でデビューして中学生になってからアイドルデビューして…
ずっとずっと普通の女の子になりたいって思ってた。
……ただ…それだけ。」
「仁凪。芸能界を辞めるということは…
全てを捨てるということだぞ。」
「わかってます。
…それでも辞めたいんです。」
この時あたしは自分でも驚くほど落ち着いていた。
「…っっ…わかった…仁凪が戻りたくなった時はいつでもここに来ればいい…
俺は待ってるから…」
社長は目に涙をためていた。
--バタンッッ
あたしは部屋を出た。