無関心少女と総長
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迅龍寺台高校の門をくぐると女がいた。ここにくる女は全員不登校になって辞めていくほどの不良校で有名なのに。




「痛いから離してくださいっ!」


その女は絡まれていた。チャラいだけの奴らに。

普通だったら怖がってもおかしくない。
痛いから離してって…


助けて教室へ行こうとする俺に向かって
ずっと頭を下げてるんだ。

こんなやつはじめてだ。

いままでの女はベタベタ触ってきてお礼と言って脱ぎはじめる。


席が隣らしくまたお礼を言われた。

こいつは俺の事を知らないのか?
それとも知っているのにお礼を言うバカなのか?


ただ隣で絡まれた奴らと笑っている。
その瞳が何かを秘めている気がして…

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