死神の唄【短】
「私は…死神。」



「名前は?」



「ないわ…」



死神と名乗った女の子は悲しげな表情でそう答えた。



死神なんて非現実的なもの信じられない。



なんて私は少しも思わなかった。



だってね…




手には鉛色に光る大きな鎌が握られていたのだから−…
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