俺様王子は子猫がお好き
「……結菜はさ、玄野くんのことが好きなの?」
いずれ、そんな話題が出るだろうなとは思っていた。
「もう、自分の気持ちに整理はついたでしょ」
頭に玄野くんの顔が浮かぶ。
「これって……恋、なのかな…?」
ずびっと鼻をかみながらそう聞くと、2人は笑った。
「疑問形じゃまだ確信はしてないのね」
「自分できづかなきゃだよっ」
うぅ……
「じゃあじゃあ結菜ちゃんに質問!」
くるみが手をマイク代わりにして聞いてくる。