俺様王子は子猫がお好き


「にゃうっ…!」



あたしの耳を甘く噛んだ。



うわぁあ!変な声出しちゃったよ…! 


「ははっ...猫みたい」



でも、そんなこと気にする間もなく、今度は玄野くんの熱い舌があたしの耳を這う。



「や……だっ…!」



どうしてあたし、玄野くんにこんなことされてるの?!



ふらりとしてへたりこみそうになってしまったあたしの腰を玄野くんが支え、玄野くんにすがりつく形になってしまう。



「強いんじゃねーの?」
  


耳元で玄野くんがささやく。



だ、だって…!



「あっ……」




「何?さっきからその声」



く、玄野くんが悪いんじゃん…っ!
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