俺様王子は子猫がお好き

「ふーん…?」



再び、同じところに触れてくる玄野くん。



「っ、やめて!まじでいやっ!」



もう、驚きと恥ずかしさとで頭の中がごちゃごちゃだよ!



「ヘンタイ!!ばか玄野!」



「いつまでその強気はもつかな」



耳にふっと息を吹きかけられると、あたしの動きはぴたりと止まり、ぎゅっと目をつむってしまった。



「あれ、強気モードの結菜ちゃんもう終了?」



耳に、軽く唇を這わせてくる玄野くん。



「負けな…い…っ」
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