俺様王子は子猫がお好き

唇をかみしめ、必死に玄野くんのキスに耐える。



頑張りなさい、結菜…!



反応がうすくなれば、玄野くんだってあたしに飽きて何もしてこないはず…!
 


ははっとおかしそうな笑い声が聞こえてくる。


「声、我慢しないで出せば?」



「..…っ!」



玄野くんが耳へのキスをやめてくれる気配はない。



はうう…!


玄野くんの息が熱い。


その息がかかる耳はもっと熱い……っ



だけどそれ以上に熱い玄野くんの舌がちろ、と触れた瞬間…




「あっ…」



うぎゃあ!し、しまった…!
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