俺様王子は子猫がお好き
でも女の子たちはそれにひるむことなくきゃーきゃー言ってる。
「よくめげないねぇ…」
くるみが呟いたとき、
「俺には気に入ってるやつがいんだ!だから来るだけ無駄!さっさとどっか行け!」
玄野くんの言葉に、とりまく女の子たちがえぇ~~?!!と悲鳴を上げた。
「ふふ」
「言うわね、玄野くん」
くるみと一緒ににやにやと結菜を見る。
真っ赤になってあわあわしてる結菜。
「く、玄野くんだれその子?!」
必死になってる女の子たちに、玄野くんはふっと笑いかけると
「結菜!そんなわけで今度デートな!」
結菜のほうを見てそう言った。