俺様王子は子猫がお好き


ウソ?!と騒いでいる玄野くんのとりまきたちに説明するように、


「い、行くわけないからっ!」


結菜が慌てて玄野くんのもとへ行く。


それを見てくすっと笑いがもれた。


「お似合いよね」


美男美女。性格もあうみたいだし。



「デートとなるとそうね、放課後服屋さん寄らなきゃ」


結菜以上に私がわくわくしてしまう。


あ、でも玄野くんどこ行くつもりなんだろう。



「行き先によって服装変わるから…」


「綾乃ちゃん」


かぶせるようにくるみが言った。


「綾乃ちゃんって2人が付き合ったらいいなっておもってるよね?」

え?
< 97 / 269 >

この作品をシェア

pagetop