100通目のラブレター

そう、海斗はこの頃から同級生に留まらず、下級生の女子の間で人気が出始めていて、
毎日のようにこうして女子がプレゼントを持ってきて渡すような光景が見られるようになっていた。


「葵、ウカウカしてられないね?」

なんて、澪が私に楽しそうに呟いてきたので、私は、

「そうですな」

苦笑いを含めながらそう言った。

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