100通目のラブレター
〜手紙…?〜
7月
小学校生活最後の大会で結果を残そうと、
どこの部活でも気合いの入った声が聞こえてきていた。
IN バスケ部
「葵、しっかりディフェンス!そう!もっとしつこく!」
「はい!」
IN 野球部
「海斗ーさっきもその球そらしたぞ!あと半歩だ!お前はその半歩のせいで負けたいのか!?」
「いいえ!」
「だったらもっとしつこく食らいつけよ!途中で諦めてんなよ!」
「はい!」
―もう2週間もすれば、どの部も6年生にとっては最後の大会を迎える。
熱を入れないではいられなかった。