100通目のラブレター

今まで誰にも言ってこなかったのに、唐突に本心を言い当てられてしまったから、

思わず大きな声が出た。

「なんでそれ…」


「やっぱりね。
葵さ、気付いてないと思うけど、海斗と一緒にいるときの葵、
めっちゃキラキラしてるんだよ?」

「え…」

「もしかしたら、バスケの時以上かもね」


そう言って澪は、笑った。



「で、気持ちは?伝えるの?」


「……。」


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