100通目のラブレター
「伝えないの?」


「…私ね、海斗と本当に長い間一緒にいたの」

「うん」

「だからね、この気持ちが本当に恋なのか、わからないんだよね…。
もし、今こんなあやふやなまま告白して、玉砕でもしたら、私たぶん平気でいられないし、今の関係もこわしたくない。」


「うん」

「結局は、怖いんだよね…。」

「…そっかそっか。
ま、自分のペースで気持ちの正体探っていけばいいよ」

「うん…ありがとう」


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