諦めることを諦めて
そして母に渡された紙袋を開けてみると、カツラとメガネが入っていた。


「…は?」
ただただその言葉しか出なかった。
何故?何故、変装をしなければないのか
しかも、地味。おさげに黒縁メガネ。どうかしてるよ…


そ、そりゃちょっとは有名なのかもしれないけど、でもそこまでしなくても大丈夫なのでは?と、思いつつも変装した。
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