諦めることを諦めて
「うるさいわよ!!!!朝っぱらから」
般若のような形相で母に怒られた。
そんなことも気にせず咲兄は
「だから、案内してやる」と、言ってきた。

まぁ、わたし的には学校のことを何も調べてなかったので学校の場所さえもわからない。
だから、これはラッキーとしか言いようがない。

「んじゃ、よろしく!…と、その前に…お母さん!」

母はコーヒーを飲みながらコチラを向いた。
「この変装はなに?」

「あぁ、それ?バレないためよ。あんたが全国№1暴走族 桜鬼の8代目総長をやっていることを」

「あー、そうゆうことね」

「ほら、そろそろ学校行きなさい」

はーいと適当に返事をして兄たちと出ていった
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