今宵、月が愛でる物語
「結婚するよ。」
プロポーズの最後の言葉を、琉偉はそう締めくくった。
それはとっても琉偉らしくて……
『詩帆が欲しい』
そうハッキリと言い切ってくれているのが伝わって嬉しかった。
心臓が壊れそうなくらいにうるさいのはきっと、ずっと待っていた言葉を貰ったからだ。
「………うん。結婚、しよう。」
涙声で掠れる返事は、そう言うだけで精一杯だった。
だから、残り気持ちは、ぎゅっと彼の背中を抱きしめることで伝えた。
ありがとう。
愛してる。
ねぇ、琉偉。
この気持ち、ちゃんと伝わったかな。
プロポーズの最後の言葉を、琉偉はそう締めくくった。
それはとっても琉偉らしくて……
『詩帆が欲しい』
そうハッキリと言い切ってくれているのが伝わって嬉しかった。
心臓が壊れそうなくらいにうるさいのはきっと、ずっと待っていた言葉を貰ったからだ。
「………うん。結婚、しよう。」
涙声で掠れる返事は、そう言うだけで精一杯だった。
だから、残り気持ちは、ぎゅっと彼の背中を抱きしめることで伝えた。
ありがとう。
愛してる。
ねぇ、琉偉。
この気持ち、ちゃんと伝わったかな。